⑦授受動詞
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| - | ====== [授受動詞] ====== | + | ====== |
| + | ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 | ||
| ===== 与え手と受け手 ====== | ===== 与え手と受け手 ====== | ||
| 与え手=あげる人\\ | 与え手=あげる人\\ | ||
| 行 13: | 行 14: | ||
| ===== 目上と目下 ===== | ===== 目上と目下 ===== | ||
| 目上=話者から見て社会的地位が高い人\\ | 目上=話者から見て社会的地位が高い人\\ | ||
| - | 例)先生、社長など\\ | + | 例)先生、社長、お客さんなど\\ |
| - | 目下=話者から見て社会的地位が低い人(動物)もしくは同等の地位の人\\ | + | 目下=話者から見て社会的地位が低い人、もしくは同等の地位の人。\\ |
| - | 例)動物、子ども、家族、クラスメートなど\\ | + | 例)子ども、家族、クラスメート、動植物など\\ |
| 同等=話者と同じ社会的地位の人 | 同等=話者と同じ社会的地位の人 | ||
| ===== 視点/共感 ===== | ===== 視点/共感 ===== | ||
| - | 話し手の立場がおかれている場所\\ | + | 視点=話し手の立場がおかれている場所\\ |
| - | 例)友だちが__**(私の)子ども**__に本をくれた。\\ | + | 例)友だちが**__(私の)子ども__**に本をくれた。\\ |
| - | **話し手の立場** | + | ** 話し手の立場・視点** |
| ===== 本動詞(単純動詞)と補助動詞(複合動詞) ===== | ===== 本動詞(単純動詞)と補助動詞(複合動詞) ===== | ||
| 本動詞=動詞が一つ\\ | 本動詞=動詞が一つ\\ | ||
| 行 53: | 行 54: | ||
| ^ もらう・いただくのグループ | ^ もらう・いただくのグループ | ||
| |もらう | |もらう | ||
| - | |いただく | + | |いただく |
| + | |||
| + | <color #ff7f27> **誤用例:** </ | ||
| + | **1.****その項目を使うべきでないところで使っている**/**2.****その項目を使うべきところで使っていない(違う項目/違う構文を使っている)**\\ | ||
| + | 例)友だちが (私に) テレビを< | ||
| + | ※〈解説〉(cf.「くれる」)**「友だち」(3人称)が与え手=主語、「私」(1人称)が受け手=非主語の場合**、「**くれる**」を使う。\\ | ||
| + | |||
| + | 例)だから子をできても子供をちゃんと育てることや愛して面倒を見ることが大事なことであると言っておばあさんがおかしとサトウキビを\\ | ||
| + | **< | ||
| + | (私に)**< | ||
| + | ※〈解説〉(cf.「くれる」)**「おばあさん」(3人称)が与え手=主語、「私」(1人称)が受け手=非主語の場合**、「**くれる**」を使う。\\ | ||
| + | |||
| + | 例)私は子どもにキャンディを< | ||
| + | ※〈解説〉(cf.「目上/目下」とコラム)**「私」が与え手・目上、「子ども」が受け手・目下の場合**、「さしあげる」は使えない。\\ | ||
| + | |||
| + | 例)いつもじぎょうがおわってから、せんせいは私にしゅくだいを**< | ||
| + | ~宿題を**< | ||
| + | ※〈解説〉日本語では、「宿題をあげる」のではなく、「宿題を出す」と言う。\\ | ||
| + | |||
| + | 例)私は花子さんに本を**< | ||
| + | ※〈解説〉(cf.「くれる」)「**くれる**」を使うとき、「**私**」**以外の人が主語**になる。この文は「**私**」が**主語**なので、「**あげる**」**を使う**。\\ | ||
| + | |||
| + | 例)友だちが私にプレゼントを**< | ||
| + | ※〈解説〉「**私**」が**与え手**の場合は、「**私**」は**主語**になる。\\ | ||
| + | |||
| + | 例)私のと両親のともだちが家にたずねて、小いさいプレセントを**< | ||
| + | との対訳データベース』】→私と両親と友だちが家をたずねて、小さいプレゼントを**< | ||
| + | ※〈解説〉**【第三者=与え手=主語(が)】【「わたし」=受け手=非主語(に)】→「くれる」を使う**。\\ | ||
| + | ☞「もらう」:【「わたし」=受け手=主語(が)】【第三者=与え手=非主語(に)】\\ | ||
| + | ☞「あげる」:【「わたし」=与え手=主語(が)】【第三者=受け手=非主語(に)】\\ | ||
| + | |||
| + | 例)でも、会社の課長さんは、ほんとうに親切な人で私たちに少しずつ教え**< | ||
| + | 母語訳との対訳データベース』】→ | ||
| + | ※〈解説〉**【第三者(社長)=与え手=主語(が)】【「わたしたち」=受け手=非主語(に)】→「くれる」を使う**。\\ | ||
| + | ☞「あげる」:【「わたしたち」=与え手=主語(が)】【第三者=受け手=非主語(に)】\\ | ||
| + | |||
| + | 例)それよく私は宿題について、いろいろなことを**< | ||
| + | ※〈解説〉「**くれる**」を使うとき、**「私」以外の人が主語**になる。**「私」は非主語**になる。**「私」が主語の場合**は、「**もらう**」**を使う**。\\ | ||
| + | ☞「くれる」:【第三者=与え手=主語(が)】【「わたし」=受け手=非主語(に)】\\ | ||
| + | ☞「もらう」:【「わたし」=受け手=主語(が)】【第三者=与え手=非主語(に)】\\ | ||
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| + | 例)< | ||
| + | ※〈解説〉**「私」が与え手の場合は、「私」は主語になる**。\\ | ||
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| + | 例)せんせいはいつもしんせつに**< | ||
| + | 例)読ませたいと提案して、友人は私にこの本を**< | ||
| + | ※〈解説〉(cf.コラム)**「くれる」を使わないと、動作がだれのために行われるかが不明となる**。\\ | ||
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| + | **3.****誤形成(形、活用、助詞などの間違い)**\\ | ||
| + | 例)そして、幸福を祈るために、親は子供にお年玉を**< | ||
| + | ベース』】→**< | ||
| + | |||
| + | 例)また、祖母**< | ||
| + | ※〈解説〉「**祖母**」は**主語**なので、「**が**」**を使う**。\\ | ||
| + | |||
| + | ** | ||
| + | 4.その他(構文全体)**\\ | ||
| + | 例)私の祖母**< | ||
| + | →祖母**< | ||
| + | ※〈解説〉「**祖母に聞いてもらいました**」を使ったら、「**祖母が聞く**」という意味になるので、**不適切**である。\\ | ||
⑦授受動詞.1708400656.txt.gz · 最終更新: 2024/02/20 12:44 by kaken