====== 62[Vてもいい] ====== ===== 基本情報 ===== 旧JLPT該当級:3\\ 品詞: 文型[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 前接: V(動詞)**て**形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\ 意味: 許可 ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== ・Vなくてもいい[[75vなくてもいい|75[Vなくてもいい]]]\\ ・Vてはいけない[[59vてはいけない|59[Vてはいけない]]]\\ ・Vなければならない[[76vなければならない|76[Vなければならない]]]\\ ・Vことができる[[23vことができる|23[Vことができる](できない)]]\\ ・Vた(/Vない)ほうがいい[[95v_た・ない_ほうがいい|95[V(た・ない)ほうがいい]]] ===== 機能 ===== ==== 機能1★: 許可を求めたり、許可を与えたりする ==== === 機能1用例: === 例1a.A:すみません、えんぴつで**書いてもいいですか**。  B:ええ、いいですよ。\\ 例1b.A:すみません、えんぴつで**書いてもいいですか**。  B:えんぴつはだめです。ペンで書いてください。\\ 例2.A:教室で英語で**話してもいいですか**。 B:英語はちょっと。日本語で話してください。\\ 例3.少し**休んでもいいです**。 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === ・Vなくてもいい\\ ・Vてはいけない\\ ・Vなければならない\\ ・Vことができる\\ ・Vた(/Vない)ほうがいい === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === 例4.先生と話すとき、日本語を**使わなくてもいい**。英語でもいい。\\ 例5.教室で日本語を**使わなくてはいけない**。\\ 例6.教室で英語を**使ってはいけない**。\\ 例7.教室で日本語を**使わなければならない**。\\ 例8.英語を**話すことができる**。\\ 例9.熱があるとき、**休んだほうがいい**。\\ 例10.熱があるとき、学校に**来ないほうがいい**。 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:  === ・**Vてもいい**:Vをすることを許可する\\ ・**Vなくてもいい**:Vをしないことを許可する(Vをする必要がない)\\ ・**Vてはいけない**:Vをすることを禁止する\\ ・**Vなくてはいけない(=Vなければならない)**:Vをすることの義務\\ ・**Vことができる**:可能\\ ・**Vた(/Vない)ほうがいい**:勧め/助言 ===== コラム ===== ➣「許可求め」と「可能」の意味には、同じことば(文法)が使われる言語があるが、日本語では、違う表現(文法)が使われるので、注意が必要だ。\\ 許可求め→「Vてもいい」  例)漢字で書いてもいい。\\ 可能→「Vことができる」  例)漢字を書くことができる。