93はずだ
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| 93はずだ [2023/11/26 10:03] – 作成 kaken | 93はずだ [2025/05/07 13:43] (現在) – kaken | ||
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| 行 2: | 行 2: | ||
| ===== 基本情報 ===== | ===== 基本情報 ===== | ||
| 旧JLPT該当級:3\\ | 旧JLPT該当級:3\\ | ||
| - | 品詞: | + | 品詞: |
| - | 前接: V/A/N普通形(Aな、Nの)\\ | + | 前接: V(動詞)/A(形容詞)/N(名詞)普通形(※Aな、Nの)[[文体|⑩[文体]]]\\ |
| 意味: 話し手の確信 | 意味: 話し手の確信 | ||
| ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== | ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== | ||
| - | はずがない | + | ・はずがない[[92はずがない|92[はずがない]]] |
| ===== 機能 ===== | ===== 機能 ===== | ||
| ==== 機能1★: 話し手の確信 ==== | ==== 機能1★: 話し手の確信 ==== | ||
| 話し手が**根拠(客観的な理由)に基づいて**確信していること | 話し手が**根拠(客観的な理由)に基づいて**確信していること | ||
| === 機能1用例: === | === 機能1用例: === | ||
| - | 例1.【今6時】6時に約束をしているので、田中さんはもうすぐ来るはずだ。\\ | + | 例1.【今6時だ】6時に約束をしているので、田中さんはもうすぐ来る**はずだ**。\\ |
| - | 例2.ヤンさんは、4年生だから、今年、卒業のはずだ。\\ | + | 例2.ヤンさんは、4年生だから、今年、卒業の**はずだ**。\\ |
| - | 例3.まだ2月だから、北海道は寒いはずだ。\\ | + | 例3.まだ2月だから、北海道は寒い**はずだ**。\\ |
| - | 例4.山田さんは、毎日、パンを食べているから、パンは好きなはずだ。\\ | + | 例4.山田さんは、毎日、パンを食べているから、パンは好きな**はずだ**。\\ |
| - | 例5.木村さんは、熱があるから、今日のパーティーには来ないはずだ。 | + | 例5.木村さんは、熱があるから、きょうのパーティーには来ない**はずだ**。 |
| === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
| - | はずがない | + | ・はずがない |
| === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
| - | 例6.木村さんは、今アメリカにいるから、今日のパーティーには来るはずがない。\\ | + | 例6.木村さんは、今、アメリカにいるから、きょうのパーティーには来る**はずがない**。\\ |
| - | 例7.部屋の中が30度だから、寒いはずがない。 | + | 例7.部屋の中が30度だから、寒い**はずがない**。 |
| === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
| - | 「~ないはずだ」と「はずがない」の違い\\ | + | 「**はずだ**」:話し手は、**根拠(客観的な理由)に基づいて、そのような可能性があることを**確信している\\ |
| - | ・「~ないはずだ」:できごとが起きない確信\\ | + | 「**はずがない**」:話し手は、**根拠(客観的な理由)に基づいて、そのような可能性がないことを**確信している |
| - | 例)田中さんは来ないはずだ。\\ | + | |
| - | ・「はずがない」:できごとが起きる可能性はない\\ | + | |
| - | 例)田中さんは来るはずがない。 | + | |
| ===== コラム➣ ===== | ===== コラム➣ ===== | ||
| ➣「はずだ」と間違いやすい文型\\ | ➣「はずだ」と間違いやすい文型\\ | ||
| - | 「はずだ」:根拠(客観的な理由)に基づいた話し手の確信\\ | + | 「**はずだ**」:根拠(客観的な理由)に基づいた話し手の確信\\ |
| - | 「だろう」:話し手の推測(根拠はない)\\ | + | 「**だろう**」:話し手の推測(根拠はない)\\ |
| - | 「なければならない」:義務\\ | + | 「**Vなければならない**」:義務\\ |
| 例)ヤンさんは、もう10年日本語を勉強しているから、日本語が上手なはずだ。→「10年勉強している」=根拠\\ | 例)ヤンさんは、もう10年日本語を勉強しているから、日本語が上手なはずだ。→「10年勉強している」=根拠\\ | ||
| 例)ヤンさんは、日本語が上手だろう。→話し手はそう思うだけ\\ | 例)ヤンさんは、日本語が上手だろう。→話し手はそう思うだけ\\ | ||
| 例)大学で必要なので、ヤンさんは日本語を勉強しなければならない。→ヤンさんの義務 | 例)大学で必要なので、ヤンさんは日本語を勉強しなければならない。→ヤンさんの義務 | ||
93はずだ.1700960621.txt.gz · 最終更新: 2023/11/26 10:03 by kaken