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初級日本語文法の総まとめ

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84の_名詞化_②

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84の_名詞化_② [2025/05/06 21:44] kaken84の_名詞化_② [2025/05/06 21:53] (現在) – [コラム] kaken
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 ・もの ・もの
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
-例5.知っていることを話してください。\\ +例5.知っている**こと**を話してください。\\ 
-例6.きのう、大学の前で事故があったことを知っていますか。\\ +例6.きのう、大学の前で事故があった**こと**を知っていますか。\\ 
-例7.今日、クラスに行けないことを先生に伝えてください。\\ +例7.今日、クラスに行けない**こと**を先生に伝えてください。\\ 
-例8.私のしゅみは料理をすることです。\\ +例8.私のしゅみは料理をする**こと**です。\\ 
-例9.この店はケーキがおいしいことで有名です。\\ +例9.この店はケーキがおいしい**こと**で有名です。\\ 
-例10.大学を卒業したら、好きなことをしていきたい。\\ +例10.大学を卒業したら、好きな**こと**をしていきたい。\\ 
-例11.山田さんのお姉さんが歌手であることを知っていますか。\\ +例11.山田さんのお姉さんが歌手である**こと**を知っていますか。\\ 
-例12.何かおいしいものでも食べに行きましょう。+例12.何かおいしい**もの**でも食べに行きましょう。
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:  === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:  ===
 ・**の**:目に見えない内容、目に見える具体的な「物」(Nの代わり)\\ ・**の**:目に見えない内容、目に見える具体的な「物」(Nの代わり)\\
行 41: 行 41:
 \\ \\
 ➣「**こと**」しか使えない\\ ➣「**こと**」しか使えない\\
-・後ろに「**です・だ・である**」が来る場合\\ +・後ろに「**<color #ed1c24>です・だ・である</color>**」が来る場合\\ 
-例)私のしゅみは料理をすること**です**。\\ +例)私のしゅみは料理をする**こと****<color #ed1c24>です</color>**。\\ 
-例)私の仕事は日本語を教えること**だ**。\\ +例)私の仕事は日本語を教える**こと****<color #ed1c24></color>**。\\ 
-・後ろに「**伝達動詞**」(言う、話す、伝える、知らせる など)が来る場合\\ +・後ろに「**<color #ed1c24>伝達動詞</color>**」(言う、話す、伝える、知らせる など)が来る場合\\ 
-例)今日、クラスに行けないことを先生に**伝えて**ください。\\+例)今日、クラスに行けない**こと**を先生に**<color #ed1c24>伝えて</color>**ください。\\
 ※「こと」の前に、「という」を使うこともある。\\ ※「こと」の前に、「という」を使うこともある。\\
-例)今日、クラスに行けないということを先生に**伝えて**ください。\\ +例)今日、クラスに行けない**ということ**を先生に**<color #ed1c24>伝えて</color>**ください。\\ 
-・後ろに「**思考動詞**」(思う、考える など)が来る場合\\ +・後ろに「**<color #ed1c24>思考動詞</color>**」(思う、考える など)が来る場合\\ 
-例)来月からアルバイトをすることを**考えて**いる。\\ +例)来月からアルバイトをする**こと**を**<color #ed1c24>考えて</color>**いる。\\
-・「こと」の**文型**:cf.コラム\\+
 \\ \\
 ➣「**の**」しか使えない\\ ➣「**の**」しか使えない\\
-・**名詞(N)の代わり**\\ +・**<color #ed1c24>名詞(N)の代わり</color>**\\ 
-例)このズボンは少し大きいです。もっと小さいの(=**ズボン**)はありませんか。\\ +例)このズボンは少し大きいです。もっと小さい****(=**<color #ed1c24>ズボン</color>**)はありませんか。\\ 
-・後ろに「**感覚動詞**」(見る、見える、聞く、聞こえる など)が来る場合\\ +・後ろに「**<color #ed1c24>感覚動詞</color>**」(見る、見える、聞く、聞こえる など)が来る場合\\ 
-例)となりの部屋で歌を歌っているのが**聞こえた**。\\ +例)となりの部屋で歌を歌っている****が**<color #ed1c24>聞こえた</color>**。\\ 
-・後ろに「**待つ、手伝う、やめる、じゃまする** など」が来る場合\\ +・後ろに「**<color #ed1c24>待つ、手伝う、やめる、じゃまする</color>** など」が来る場合\\ 
-例)田中さんが料理を作るのを**手伝った**。\\ +例)田中さんが料理を作る****を**<color #ed1c24>手伝ってくれ</color>**。\\ 
-例)仕事が終わるのを少し**待ってください**。\\ +例)仕事が終わる****を少し**<color #ed1c24>待ってください</color>**。\\ 
-・強調の場合「**~のは~だ**」\\ +・強調の場合「**<color #ed1c24>~のは~だ</color>**」\\ 
-例)クラスに遅れた**のは**、電車が遅れたから**だ**。\\+例)クラスに遅れた**の<color #ed1c24></color>**、電車が遅れたから**<color #ed1c24></color>**。\\
 \\ \\
 ➣「**の**」のほうがいい\\ ➣「**の**」のほうがいい\\
-・「~の**がA/N**」\\ +・「~の**<color #ed1c24>がA/N</color>**」\\ 
-例)アンナさんは漢字を覚えるの**が早い**。\\ +例)アンナさんは漢字を覚える**の****<color #ed1c24>が早い</color>**。\\ 
-例)ヤンさんはギターをひくの**が上手**だ。\\ +例)ヤンさんはギターをひく**の****<color #ed1c24>が上手</color>**だ。\\ 
-例)私は歌を歌うの**が趣味**だ。\\+例)私は歌を歌う**の****<color #ed1c24>が趣味</color>**だ。\\
 \\ \\
 ➣「**もの**」しか使えない\\ ➣「**もの**」しか使えない\\
-・具体的な「**物**」\\ +<color #ed1c24>具体的な</color>「**<color #ed1c24></color>**」\\ 
-例)何か**おいしいもの**を食べに行きましょう。+例)何か**<color #ed1c24>おいしい</color>もの**を食べに行きましょう。\\ 
 ===== コラム ===== ===== コラム =====
-➣「N1のN2」で、N1=N2(同格)\\ 
-例)社長の田中さん→社長=田中さん\\ 
-例)弟のユウスケ→弟=ユウスケ\\ 
-\\ 
 ➣Nの代わりをする「の」(準体助詞)\\ ➣Nの代わりをする「の」(準体助詞)\\
 例)この本は先生**の**(=**本**)です。 \\ 例)この本は先生**の**(=**本**)です。 \\
 例)A:赤いセーターと青いセーターがありますが、どちらがいいですか。   \\ 例)A:赤いセーターと青いセーターがありますが、どちらがいいですか。   \\
   B:赤い**の**(=**セーター**)をください。\\   B:赤い**の**(=**セーター**)をください。\\
-\\ 
 ※準体助詞「の」は人の場合は使わない。 \\ ※準体助詞「の」は人の場合は使わない。 \\
-例)#こちらは山田さんの**奥さん**で、あちらは田中さん**の**です。+☞**#**:非文(正しくない文・不適切な文)を指す[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 
 +例)#こちらは山田さんの**奥さん**で、あちらは田中さん**の**です。×
  
 ===== 確認問題 ===== ===== 確認問題 =====
84の_名詞化_②.1746535467.txt.gz · 最終更新: 2025/05/06 21:44 by kaken

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