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| 行 2: | 行 2: | ||
| ===== 基本情報 ===== | ===== 基本情報 ===== | ||
| 1.旧JLPT該当級:4\\ | 1.旧JLPT該当級:4\\ | ||
| - | 2.品詞: 助詞[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ | + | 2.品詞: 助詞[[用語の説明|【用語の説明】]][[①助詞|①[助詞]]]\\ |
| 3.前接: N(名詞)[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ | 3.前接: N(名詞)[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ | ||
| 4.意味:1場所(存在)\\ | 4.意味:1場所(存在)\\ | ||
| 行 24: | 行 24: | ||
| ==== 機能1★:場所(存在) ==== | ==== 機能1★:場所(存在) ==== | ||
| === 機能1用例: === | === 機能1用例: === | ||
| - | 例1.部屋にいすが4つあります。\\ | + | 例1.部屋**に**いすが4つあります。\\ |
| - | 例2.日本に住んでいます。 | + | 例2.日本**に**住んでいます。 |
| === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
| ・助詞「で」\\ | ・助詞「で」\\ | ||
| === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
| - | 例3.うちでごはんを食べます。\\ | + | 例3.うち**で**ごはんを食べます。\\ |
| - | 例4.京都でまつりがあります。 | + | 例4.京都**で**まつりがあります。 |
| === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
| - | **で**:動きの場所→動きがある動詞を使う\\ | + | **で**:動きの場所→1)動きがある動詞を使う\\ |
| - | **に**:存在の場所→動きがない動詞を使う\\ | + | **に**:存在の場所→2)動きがない動詞を使う\\ |
| ==== 機能2★:時間 ==== | ==== 機能2★:時間 ==== | ||
| === 機能2用例: === | === 機能2用例: === | ||
| - | 例5.毎日、7時に起きます。\\ | + | 例5.毎日、7時**に**起きます。\\ |
| - | 例6.3月4日に生まれました。\\ | + | 例6.3月4日**に**生まれました。\\ |
| - | 例7.水曜日にコンピュータの授業があります。\\ | + | 例7.水曜日**に**コンピュータの授業があります。\\ |
| - | ※「に」は、**絶対的時間**(例5-例7)のときに使う。\\ **相対的時間**の名詞(きょう、あした、今週、来月 など)、「**いつ**」、「**毎日**」のときには使えない。\\ | + | ※「に」は、**絶対的時間**(例5-例7)のときに使う。\\ |
| + | **相対的時間**の名詞(きょう、あした、今週、来月 など)、また「**いつ**」、「**毎日**」と一緒には使えない。\\ | ||
| 例)あした、テストがある。\\ | 例)あした、テストがある。\\ | ||
| 例)先週、京都に行った。\\ | 例)先週、京都に行った。\\ | ||
| 行 46: | 行 47: | ||
| ==== 機能3★:方向 ==== | ==== 機能3★:方向 ==== | ||
| === 機能3用例: === | === 機能3用例: === | ||
| - | 例8.食堂に行きます。\\ | + | 例8.食堂**に**行きます。\\ |
| - | 例9.おふろに入ります。\\ | + | 例9.おふろ**に**入ります。\\ |
| === 機能3と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能3と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
| ・助詞「へ」\\ | ・助詞「へ」\\ | ||
| === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
| - | 例10. 食堂へ行きます。\\ | + | ☞**#**:非文(正しくない文・不適切な文)を指す[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ |
| - | 例11.#おふろへ入ります。\\ | + | 例10. 食堂**へ**行きます。\\ |
| + | 例11.#おふろへ入ります。×\\ | ||
| === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
| 「**に**」と「**へ**」の大きな違いはないが、以下のように区別ができる。\\ | 「**に**」と「**へ**」の大きな違いはないが、以下のように区別ができる。\\ | ||
| 行 64: | 行 66: | ||
| ==== 機能5★:動作の対象 ==== | ==== 機能5★:動作の対象 ==== | ||
| === 機能5用例: === | === 機能5用例: === | ||
| - | 例14.あした、先生に会う。\\ | + | 例14.あした、先生**に**会う。\\ |
| - | 例15.母にプレゼントをあげます。\\ | + | 例15.母**に**プレゼントをあげます。\\ |
| === 機能5と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能5と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
| ・助詞「と」\\ | ・助詞「と」\\ | ||
| === 機能5と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能5と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
| - | 例16.あした、先生と会う。\\ | + | 例16.あした、先生**と**会う。\\ |
| === 機能5と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能5と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
| - | 「**と**」は「相互的な動作」のときに使う。「相互的な動作」という意味がない場合は、「に」しか使えない。\\ | + | 「**と**」は「相互的な動作」のときに使う。「相互的な動作」という意味がない場合の対象には、「に」は使えるが、「と」は使えない。\\ |
| - | 例)#母とプレゼントをあげます。\\ | + | ☞**#**:非文(正しくない文・不適切な文)を指す[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ |
| + | 例)#母とプレゼントをあげます。×\\ | ||
| ==== 機能6★:起点 ==== | ==== 機能6★:起点 ==== | ||
| === 機能6用例: === | === 機能6用例: === | ||
| - | 例17.友だちにプレゼントをもらいました。\\ | + | 例17.友だち**に**プレゼントをもらいました。\\ |
| === 機能6と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能6と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
| ・助詞「から」\\ | ・助詞「から」\\ | ||
| === 機能6と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能6と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
| - | 例18.友だちからプレゼントをもらいました。\\ | + | 例18.友だち**から**プレゼントをもらいました。\\ |
| === 機能6と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能6と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
| 「**から**」と「**に**」の違いはない。\\ | 「**から**」と「**に**」の違いはない。\\ | ||
| 行 94: | 行 97: | ||
| 例24.母**が**弟を叱った。\\ | 例24.母**が**弟を叱った。\\ | ||
| === 機能7と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能7と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
| - | ※主体に「**に**」を使う場合:\\ | + | ※主体に「**に**」が使えるのは次の場合である:\\ |
| - | ・所有の所有者=人→例19\\ | + | ・所有の所有者=人→例19(**わたしの**夢)\\ |
| - | ・述語[[用語の説明|【用語の説明】]]に「可能」、「思考」(「わかる」など)、「感覚」(「感じる」など)の動詞が使われる文→例20\\ | + | ・述語[[用語の説明|【用語の説明】]]に「可能」、「思考」(「わかる」など)、「感覚」(「感じる」など)の動詞が使われる文→例20(**できない**)\\ |
| - | ・「受け身」文、「使役の受け身」文、「Vてもらう」文の主体→例21 | + | ・「受け身」文、「使役の受け身」文、「Vてもらう」文の主体→例21(**母**) |
| ===== コラム ===== | ===== コラム ===== | ||
| 動詞「ある」が2種類ある。\\ | 動詞「ある」が2種類ある。\\ | ||
80に.1709346955.txt.gz · 最終更新: 2024/03/02 11:35 by kaken