76vなければならない
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76vなければならない [2024/01/28 13:21] – [基本情報] kaken | 76vなければならない [2025/05/06 16:17] (現在) – [コラム➣] kaken | ||
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行 2: | 行 2: | ||
===== 基本情報 ===== | ===== 基本情報 ===== | ||
旧JLPT該当級:3\\ | 旧JLPT該当級:3\\ | ||
- | 品詞: 文型\\ | + | 品詞: 文型[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ |
- | 前接: V**ない**形\\ | + | 前接: V(動詞)**ない**形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\ |
意味: 義務 | 意味: 義務 | ||
===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== | ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== | ||
- | ・V(なく)てはいけない\\ | + | ・V(なく)てはいけない[[59vてはいけない|59[Vてはいけない]]]\\ |
- | ・V(なく)てもいい | + | ・V(なく)てもいい[[62vてもいい|62[Vてもいい]]]/[[75vなくてもいい|75[Vなくてもいい]]] |
===== 機能 ===== | ===== 機能 ===== | ||
==== 機能1★: 義務 ==== | ==== 機能1★: 義務 ==== | ||
=== 機能1用例: === | === 機能1用例: === | ||
- | 例1.社会のルールを守らなければならない。\\ | + | 例1.社会のルールを**守らなければならない**。\\ |
- | 例2.漢字を覚えるために、たくさん練習をしなければならない。 | + | 例2.漢字を覚えるために、たくさん練習を**しなければならない**。 |
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
・V(なく)てはいけない\\ | ・V(なく)てはいけない\\ | ||
・V(なく)てもいい | ・V(なく)てもいい | ||
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
- | 例3.毎日、宿題をしなくてはいけない。\\ | + | 例3.毎日、宿題を**しなくてはいけない**。\\ |
- | 例4.やさいをたくさん食べなくてはいけない。\\ | + | 例4.やさいをたくさん**食べなくてはいけない**。\\ |
- | 例5.教室で食べてはいけない。\\ | + | 例5.教室で**食べてはいけない**。\\ |
- | 例6.このいすに座ってはいけない。\\ | + | 例6.このいすに**座ってはいけない**。\\ |
- | 例7.ここで食べてもいい。\\ | + | 例7.ここで**食べてもいい**。\\ |
- | 例8.このいすに座ってもいい。\\ | + | 例8.このいすに**座ってもいい**。\\ |
- | 例9.この書類に住所を書かなくてもいい。\\ | + | 例9.この書類に住所を**書かなくてもいい**。\\ |
- | 例10.先生と話すとき、日本語を使わなくてもいい。英語でもいい。 | + | 例10.先生と話すとき、日本語を**使わなくてもいい**。英語でもいい。 |
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
**・Vなければいけない(=Vなくてはいけない)**:Vをすることの義務\\ | **・Vなければいけない(=Vなくてはいけない)**:Vをすることの義務\\ | ||
※**「Vなければならない」**と**「Vなくてはいけない」**の大きな違いはないが、**「Vなくてはいけない」**は「だれにもそうする義務がある」というときに使うが、**「Vなければならない」**は「個別の事情で義務がある」というときに使う。\\ | ※**「Vなければならない」**と**「Vなくてはいけない」**の大きな違いはないが、**「Vなくてはいけない」**は「だれにもそうする義務がある」というときに使うが、**「Vなければならない」**は「個別の事情で義務がある」というときに使う。\\ | ||
**・Vてはいけない**:Vをすることを禁止する\\ | **・Vてはいけない**:Vをすることを禁止する\\ | ||
- | **・V(なく)てもいい**:Vをする(しない)ための許可\\ | + | **・V(なく)てもいい**:Vをする(しない)ことを許可する\\ |
===== コラム➣ ===== | ===== コラム➣ ===== | ||
- | ➣「Vなければいけない」のくだけた言い方:「Vなきゃ(いけない)」\\ | + | ➣「Vなければいけない」のくだけた言い方:「**Vなきゃ(いけない)**」\\ |
例)毎日、勉強しなきゃ(いけない)。\\ | 例)毎日、勉強しなきゃ(いけない)。\\ | ||
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- | ➣「なければならない」と間違いやすい文型\\ | + | ➣「なければならない」と間違いやすい文型:「**はずだ**」\\ |
- | 「はずだ」:根拠(客観的な理由)に基づいた話し手の確信\\ | + | 「**はずだ**」:根拠(客観的な理由)に基づいた話し手の確信\\ |
- | 「なければならない」:義務\\ | + | 「**なければならない**」:義務\\ |
例)ヤンさんは、もう10年日本語を勉強しているから、日本語が上手なはずだ。→「10年勉強している」=根拠\\ | 例)ヤンさんは、もう10年日本語を勉強しているから、日本語が上手なはずだ。→「10年勉強している」=根拠\\ | ||
例)大学で必要なので、ヤンさんは日本語を勉強しなければならない。→ヤンさんの義務 | 例)大学で必要なので、ヤンさんは日本語を勉強しなければならない。→ヤンさんの義務 |
76vなければならない.1706415678.txt.gz · 最終更新: 2024/01/28 13:21 by kaken