59vてはいけない
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59vてはいけない [2023/10/23 16:46] – [文型を使う上で理解が必要な情報] kaken | 59vてはいけない [2025/05/06 11:47] (現在) – [機能2★:【Vなくてはいけない】 義務] kaken | ||
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行 2: | 行 2: | ||
===== 基本情報 ===== | ===== 基本情報 ===== | ||
旧JLPT該当級:3\\ | 旧JLPT該当級:3\\ | ||
- | 品詞: 文型\\ | + | 品詞: 文型[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ |
- | 前接: Vて形\\ | + | 前接: V(動詞)**て**形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\ |
- | 意味: | + | 意味: |
- | | + | |
===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== | ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== | ||
- | ・1V(なく)てもいい\\ | + | ・1V(なく)てもいい[[62vてもいい|62[Vてもいい]]]\\ |
- | ・2Vなければならない | + | ・2Vなければならない[[76vなければならない|76[Vなければならない]]] |
===== 機能 ===== | ===== 機能 ===== | ||
- | ==== 機能1★: 禁止 ==== | + | ==== 機能1★: |
=== 機能1用例: === | === 機能1用例: === | ||
- | 例1.教室で食べてはいけない。\\ | + | 例1.教室で**食べてはいけない**。\\ |
- | 例2.このいすに座ってはいけない。\\ | + | 例2.このいすに**座ってはいけない**。\\ |
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
- | Vてもいい | + | ・Vてもいい |
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
- | 例3.ここで食べてもいい。\\ | + | 例3.ここで**食べてもいい**。\\ |
- | 例4.このいすに座ってもいい。 | + | 例4.このいすに**座ってもいい**。 |
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
**・Vてはいけない**:Vをすることを禁止する\\ | **・Vてはいけない**:Vをすることを禁止する\\ | ||
- | **・Vてもいい**:Vをするための許可 | + | **・Vてもいい**:Vをすることを許可する |
==== 機能2★:【Vなくてはいけない】 義務 ==== | ==== 機能2★:【Vなくてはいけない】 義務 ==== | ||
=== 機能2用例: === | === 機能2用例: === | ||
- | 例5.毎日、宿題をしなくてはいけない。\\ | + | 例5.毎日、宿題を**しなくてはいけない**。\\ |
- | 例6.やさいをたくさん食べなくてはいけない。 | + | 例6.やさいをたくさん**食べなくてはいけない**。 |
=== 機能2と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能2と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
・Vなければならない\\ | ・Vなければならない\\ | ||
・Vなくてもいい | ・Vなくてもいい | ||
=== 機能2と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
- | 例7.社会のルールを守らなければならない。\\ | + | 例7.社会のルールを**守らなければならない**。\\ |
- | 例8.漢字を覚えるために、たくさん練習をしなければならない。\\ | + | 例8.漢字を覚えるために、たくさん練習を**しなければならない**。\\ |
- | 例9.この書類に住所を書かなくてもいい。\\ | + | 例9.この書類に住所を**書かなくてもいい**。\\ |
- | 例10.先生と話すとき、日本語を使わなくてもいい。英語でもいい。 | + | 例10.先生と話すとき、日本語を**使わなくてもいい**。英語でもいい。 |
=== 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
・**「Vなくてはいけない」**と**「Vなければならない」**の大きな違いはないが、**「Vなくてはいけない」**は「だれにもそうする義務がある」というときに使うが、**「Vなければならない」**は「個別の事情で義務がある」というときに使う。\\ | ・**「Vなくてはいけない」**と**「Vなければならない」**の大きな違いはないが、**「Vなくてはいけない」**は「だれにもそうする義務がある」というときに使うが、**「Vなければならない」**は「個別の事情で義務がある」というときに使う。\\ | ||
- | **・Vなくてもいい**:Vをしないための許可/Vの不必要 | + | **・Vなくてもいい**:Vをする必要がない(「Vなくてはいけないか」という問いの否定の答え)\\ |
+ | 例)A:住所は書かなくてはいけないですか。\\ | ||
+ | B:いいえ、書かなくてもいいです。\\ | ||
===== コラム➣ ===== | ===== コラム➣ ===== | ||
➣「Vてはいけない」のくだけた言い方:「Vちゃいけない」、「Vてはだめだ」\\ | ➣「Vてはいけない」のくだけた言い方:「Vちゃいけない」、「Vてはだめだ」\\ |
59vてはいけない.1698047213.txt.gz · 最終更新: 2023/10/23 16:46 by kaken