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初級日本語文法の総まとめ

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55vてくる

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55vてくる [2024/01/26 15:11] – [機能2★★:変化【時間】] kaken55vてくる [2025/05/05 14:49] (現在) – [コラム] kaken
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 ===== 基本情報 ===== ===== 基本情報 =====
 旧JLPT該当級:3\\ 旧JLPT該当級:3\\
-品詞: 複合動詞[[⑧動詞のタイプ|[動詞のタイプ]]]\\ +品詞: 複合動詞[[⑧動詞のタイプ|[動詞のタイプ]]][[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 
-前接: V**て**形\\+前接: V(動詞)**て**形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\
 意味:1移動の様子【空間】\\ 意味:1移動の様子【空間】\\
    2変化【時間】    2変化【時間】
行 13: 行 13:
  「増える」、「減る」、「上がる」、「下がる」 など\\  「増える」、「減る」、「上がる」、「下がる」 など\\
 \\ \\
-**・視点/共感**\\+**・話し手の視点**\\
  話し手の立場がおかれている場所\\  話し手の立場がおかれている場所\\
 ===== 機能 ===== ===== 機能 =====
 ==== 機能1★:移動の様子【空間】   ====              ==== 機能1★:移動の様子【空間】   ====             
-V の動作をしてから来る(Vの動作は話し手へ向かってくる)\\ +V の動作をしてから来る(Vの動作は話し手へ向かってくる)→例1、例3\\ 
-Vの動きをしてから戻る+Vの動きをしてから戻る→例2
 === 機能1用例: === === 機能1用例: ===
-例1.仕事の後でパンを買ってくる。\\ +例1.仕事の後でパンを**買ってくる**。\\ 
-例2.ちょっと、コーヒーを飲んでくる。\\ +例2.ちょっと、コーヒーを**飲んでくる**。\\ 
-例3.駅から走ってきた。+例3.駅から**走ってきた**
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: ===
 ・Vていく\\ ・Vていく\\
 ・Vにいく/くる/かえる ・Vにいく/くる/かえる
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
-例4.駅の近くでパンを買っていく。\\ +例4.駅の近くでパンを**買っていく**。\\ 
-例5.コーヒーを飲んでいってください。\\ +例5.コーヒーを**飲んでいってください**。\\ 
-例6.駅まで走っていった。\\ +例6.駅まで**走っていった**。\\ 
-例7.パンを買いにいく。\\ +例7.パンを**買いにいく**。\\ 
-例8.日本へ日本語を勉強しに来た。\\ +例8.日本へ日本語を**勉強しに来た**。\\ 
-例9.来月、家族に会いに帰る。+例9.来月、家族に**会いに帰る**\\ 
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
-**V てくる:** V の動作をしてから来る(Vの動作は話し手へ向かってくる)←例1、例3\\ +**V てくる:** V の動作をしてから来る(Vの動作は話し手へ向かってくる)\\ 
-      Vの動きをしてから戻る←例2\\+      Vの動きをしてから戻る\\
 **V ていく:** V の動作をしてから行く(Vの動作は話し手から離れていく)\\ **V ていく:** V の動作をしてから行く(Vの動作は話し手から離れていく)\\
 **Vにいく/くる/かえる:**V=目的にいく/くる/かえる  **Vにいく/くる/かえる:**V=目的にいく/くる/かえる 
 ==== 機能2★★:変化【時間】 ==== ==== 機能2★★:変化【時間】 ====
 === 機能2用例: === === 機能2用例: ===
-例10.高校生のころから、同じアルバイトを続けてきた。\\ +例10.高校生のころから、同じアルバイトを**続けてきた**。\\ 
-例11.この町は若者が減ってきた。\\ +例11.この町は若者が**減ってきた**。\\ 
-例12.日本の人口は減ってきている。+例12.日本の人口は**減ってきている**
 === 機能2と使い分けが必要な文法・文型: === === 機能2と使い分けが必要な文法・文型: ===
 ・Vていく ・Vていく
 === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の用例: === === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
-例13.大学生になっても、アルバイトを続けていく。\\ +例13.大学生になっても、アルバイトを**続けていく**。\\ 
-例14.この町は若者が減っていった。+例14.この町は若者が**減っていった**
 === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
 **V てくる(きた):** V の動作は過去から現在へ変化する\\ **V てくる(きた):** V の動作は過去から現在へ変化する\\
行 57: 行 58:
 つれていく、つれてくる\\ つれていく、つれてくる\\
 \\ \\
-➣話し手の方向への移動のとき、「送る」、「書く」、「かける」、「届ける」がかならず「くる」といっしょに使う。\\+➣話し手の方向への移動のとき、「送る」、「書く」、「かける」がかならず「くる」といっしょに使う。\\ 
 +例)(わたしに)送ってくる\\ 
 +例)(わたしに)メールを書いてくる\\ 
 +例)(わたしに)電話をかけてくる\\
 \\ \\
 ➣「変化動詞」といっしょに、変化を表す副詞(だんだん、少しずつ など)を使うこともある。\\ ➣「変化動詞」といっしょに、変化を表す副詞(だんだん、少しずつ など)を使うこともある。\\
-例)人口がだんだん減ってきた。+例)人口が**だんだん**減ってきた。
 ===== 確認問題 ===== ===== 確認問題 =====
-1 そちらへ行くとき、ケーキを買って{a.いく b.くる}。\\+1 【朝家で】今日は子どもの誕生日なので,帰りにケーキを買って{a.いく b.くる}。\\
 2 来週のピクニックに何をもって{a.いく b.くる}。\\ 2 来週のピクニックに何をもって{a.いく b.くる}。\\
 3 子どもは電話を{a.した b.してきた}。 3 子どもは電話を{a.した b.してきた}。
55vてくる.1706249510.txt.gz · 最終更新: 2024/01/26 15:11 by kaken

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