23vことができる
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23vことができる [2024/02/15 16:47] – [基本情報] kaken | 23vことができる [2025/04/30 13:57] (現在) – [コラム] kaken | ||
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行 3: | 行 3: | ||
旧JLPT該当級:3\\ | 旧JLPT該当級:3\\ | ||
品詞: 文型[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ | 品詞: 文型[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ | ||
- | 前接: V**る**形(辞書形)[[⑥動詞活用|[動詞活用] ]]\\ | + | 前接: V(動詞)**る**形(辞書形)[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\ |
意味: 可能 | 意味: 可能 | ||
===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== | ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== | ||
- | ・ 可能形[[⑥動詞活用|[動詞活用] ]]\\ | + | ・ 可能形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\ |
・ Vてもいい[[62Vてもいい|62[Vてもいい]]] | ・ Vてもいい[[62Vてもいい|62[Vてもいい]]] | ||
===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== | ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== | ||
行 17: | 行 17: | ||
==== 機能1★:可能 ==== | ==== 機能1★:可能 ==== | ||
=== 機能1用例: === | === 機能1用例: === | ||
- | 例1.私は泳ぐことができる。\\ | + | 例1.私は**泳ぐ****ことができる**。\\ |
- | 例2.田中さんはスキーをすることができる。\\ | + | 例2.田中さんはスキーを**する****ことができる**。\\ |
- | 例3.私は辛い料理を食べることができない。\\ | + | 例3.私は辛い料理を**食べる****ことができない**。\\ |
- | 例4.図書館で本を10冊借りることができる。 | + | 例4.図書館で本を10冊**借りる****ことができる**。 |
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
・ 可能形\\ | ・ 可能形\\ | ||
・ Vてもいい | ・ Vてもいい | ||
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
- | 例5.私は泳げる。\\ | + | 例5.私は**泳げる**。\\ |
- | 例6.田中さんはスキーができる。\\ | + | 例6.田中さんはスキーが**できる**。\\ |
- | 例7.私は辛い料理は食べられない。\\ | + | 例7.私は辛い料理は**食べられない**。\\ |
- | 例8.図書館で本が10冊借りられる。\\ | + | 例8.図書館で本が10冊**借りられる**。\\ |
- | 例9.A:すみません、この本を借りてもいいですか。 B:ええ、いいですよ。 | + | 例9.A:すみません、この本を**借りてもいいです**か。 B:ええ、いいですよ。 |
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
・「**ことができる**」と「**可能形**」はほとんど違いがなく、置き換えが可能であるが、フォーマルな会話では「**ことができる**」が用いられる。\\ | ・「**ことができる**」と「**可能形**」はほとんど違いがなく、置き換えが可能であるが、フォーマルな会話では「**ことができる**」が用いられる。\\ | ||
行 35: | 行 35: | ||
===== コラム ===== | ===== コラム ===== | ||
➣可能形を使った文\\ | ➣可能形を使った文\\ | ||
- | ・できごとの対象の助詞:一般的に「が」を使うが、「を」を使う場合もある。\\ | + | ・できごとの**対象の助詞**:一般的に「**が**」を使うが、「**を**」を使う場合もある。\\ |
※ただ、起点の「を」を「が」に置き換えることができない。\\ | ※ただ、起点の「を」を「が」に置き換えることができない。\\ | ||
- | 例) アナさんは漢字**が**/**を**書けない。\\ | + | ☞**#**:非文(正しくない文)を指す[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ |
- | 例) カギがかかっていて、部屋**を**出られない。\\ | + | 例) アナさんは漢字**が**/**を**書けない。\\ |
- | #カギがかかっていて、部屋**が**出られない。\\ | + | 例) カギがかかっていて、部屋**を**出られない。\\ |
+ | 例)#カギがかかっていて、部屋**が**出られない。×\\ | ||
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- | ・能力的に不可能なことを表す文の主語には、「には」を使うことがある。\\ | + | ・能力的に不可能なことを表す文の主語には、「**には**」を使うことがある。\\ |
例)ぼく**には**そんなむずかしいことはできない。\\ | 例)ぼく**には**そんなむずかしいことはできない。\\ | ||
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行 50: | 行 51: | ||
例)食べられる→食べれる\\ | 例)食べられる→食べれる\\ | ||
例)見られる→見れる\\ | 例)見られる→見れる\\ | ||
- | 例)来られる→来れる | + | 例)来られる→来れる\\ |
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+ | ➣「可能」と「許可求め」」の意味には、同じことば(文法)が使われる言語があるが、日本語では、違う表現(文法)が使われるので、注意が必要だ。\\ | ||
+ | 可能→「Vことができる」 例)漢字を書くことができる。\\ | ||
+ | 許可求め→「Vてもいい」 例)漢字で書いてもいい。 | ||
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23vことができる.1707983275.txt.gz · 最終更新: 2024/02/15 16:47 by kaken