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初級日本語文法の総まとめ

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21こと

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21こと [2024/02/16 17:02] – [基本情報] kaken21こと [2026/03/14 23:11] (現在) kaken
行 3: 行 3:
 旧JLPT該当級:3\\ 旧JLPT該当級:3\\
 品詞: 形式名詞[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 品詞: 形式名詞[[用語の説明|【用語の説明】]]\\
-前接: V(動詞)普通形[[文体|[文体]]]、A(形容詞)**い****な**、N(名詞)**である**\\+前接: V(動詞)普通形[[文体|[文体]]]、A(形容詞)**い****な**、N(名詞)**である**\\
 意味: 名詞化 意味: 名詞化
 ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== ===== 使い分けが必要な文法・文型 =====
行 14: 行 14:
 N+である+こと→****N**\\ N+である+こと→****N**\\
 === 機能1用例: === === 機能1用例: ===
-例1.**知っている**ことを話してください。\\ +例1.知っている**こと**を話してください。\\ 
-例2.きのう、大学の前で事故が**あった**ことを知っていますか。\\ +例2.きのう、大学の前で事故があった**こと**を知っていますか。\\ 
-例3.今日、クラスに**行けない**ことを先生に伝えてください。\\ +例3.今日、クラスに行けない**こと**を先生に伝えてください。\\ 
-例4.私のしゅみは料理を**する**ことです。\\ +例4.私のしゅみは料理をする**こと**です。\\ 
-例5.この店はケーキが**おいしい**ことで有名です。\\ +例5.この店はケーキがおいしい**こと**で有名です。\\ 
-例6.大学を卒業したら、**好きな**ことをしていきたい。\\ +例6.大学を卒業したら、好きな**こと**をしていきたい。\\ 
-例7.山田さんのお姉さんが**歌手である**ことを知っていますか。+例7.山田さんのお姉さんが歌手である**こと**を知っていますか。
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: ===
 ・の\\ ・の\\
 ・もの ・もの
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
-例8.アンナさんは漢字を覚えるのが早い。\\ +例8.アンナさんは漢字を覚える****が早い。\\ 
-例9.田中さんが料理を作るのを手伝った。\\ +例9.田中さんが料理を作る****を手伝った(/手伝ってあげた)。\\ 
-例10.このズボンは少し大きいです。もっと小さいの(=ズボン)はありませんか。\\ +例10.このズボンは少し大きいです。もっと小さい****(=ズボン)はありませんか。\\ 
-例11.クラスに遅れたのは、電車が遅れたからだ。\\ +例11.クラスに遅れた****は、電車が遅れたからだ。\\ 
-例12.何かおいしいものでも食べに行きましょう。+例12.何かおいしい**もの**でも食べに行きましょう。
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:  === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:  ===
 **・こと:**目に見えない内容\\ **・こと:**目に見えない内容\\
行 41: 行 41:
 \\ \\
 ➣「**こと**」しか使えない\\ ➣「**こと**」しか使えない\\
-・後ろに「**です・だ・である**」が来る場合\\ +・後ろに「**<color #ed1c24>です・だ・である</color>**」が来る場合\\ 
-例)私のしゅみは料理をすること**です**。\\ +例)私のしゅみは料理をする**こと****<color #ed1c24>です</color>**。\\ 
-例)私の仕事は日本語を教えること**だ**。\\ +例)私の仕事は日本語を教える**こと****<color #ed1c24></color>**。\\ 
-・後ろに「**伝達動詞**」(言う、話す、伝える、知らせる など)が来る場合\\ +・後ろに「**<color #ed1c24>伝達動詞</color>**」(言う、話す、伝える、知らせる など)が来る場合\\ 
-例)今日、クラスに行けないことを先生に**伝えて**ください。\\+例)今日、クラスに行けない**こと**を先生に**<color #ed1c24>伝えて</color>**ください。\\
 ※「こと」の前に、「という」を使うこともある。\\ ※「こと」の前に、「という」を使うこともある。\\
-例)今日、クラスに行けないということを先生に**伝えて**ください。\\ +例)今日、クラスに行けない**ということ**を先生に**<color #ed1c24>伝えて</color>**ください。\\ 
-・後ろに「**思考動詞**」(思う、考える など)が来る場合\\ +・後ろに「**<color #ed1c24>思考動詞</color>**」(思う、考える など)が来る場合\\ 
-例)来月からアルバイトをすることを**考えて**いる。\\+例)来月からアルバイトをする**こと**を**<color #ed1c24>考えて</color>**いる。\\
 ・「こと」の**文型**:cf.コラム\\ ・「こと」の**文型**:cf.コラム\\
 \\ \\
 ➣「**の**」しか使えない\\ ➣「**の**」しか使えない\\
-・**名詞(N)の代わり**\\ +・**<color #ed1c24>名詞(N)の代わり</color>**\\ 
-例)このズボンは少し大きいです。もっと小さいの(=**ズボン**)はありませんか。\\ +例)このズボンは少し大きいです。もっと小さい****(=**<color #ed1c24>ズボン</color>**)はありませんか。\\ 
-・後ろに「**感覚動詞**」(見る、見える、聞く、聞こえる など)が来る場合\\ +・後ろに「**<color #ed1c24>感覚動詞</color>**」(見る、見える、聞く、聞こえる など)が来る場合\\ 
-例)となりの部屋で歌を歌っているのが**聞こえた**。\\ +例)となりの部屋で歌を歌っている****が**<color #ed1c24>聞こえた</color>**。\\ 
-・後ろに「**待つ、手伝う、やめる、じゃまする** など」が来る場合\\ +・後ろに「**<color #ed1c24>待つ、手伝う、やめる、じゃまする</color>** など」が来る場合\\ 
-例)田中さんが料理を作るのを**手伝った**。\\ +例)田中さんが料理を作る****を**<color #ed1c24>手伝ってくれ</color>**。\\ 
-例)仕事が終わるのを少し**待ってください**。\\ +例)仕事が終わる****を少し**<color #ed1c24>待ってください</color>**。\\ 
-・強調の場合「**~のは~だ**」\\ +・強調の場合「**<color #ed1c24>~のは~だ</color>**」\\ 
-例)クラスに遅れた**のは**、電車が遅れたから**だ**。\\+例)クラスに遅れた**の<color #ed1c24></color>**、電車が遅れたから**<color #ed1c24></color>**。\\
 \\ \\
 ➣「**の**」のほうがいい\\ ➣「**の**」のほうがいい\\
-・「~の**がA/N**」\\ +・「~の**<color #ed1c24>がA/N</color>**」\\ 
-例)アンナさんは漢字を覚えるの**が早い**。\\ +例)アンナさんは漢字を覚える**の****<color #ed1c24>が早い</color>**。\\ 
-例)ヤンさんはギターをひくの**が上手**だ。\\ +例)ヤンさんはギターをひく**の****<color #ed1c24>が上手</color>**だ。\\ 
-例)私は歌を歌うの**が趣味**だ。\\+例)私は歌を歌う**の****<color #ed1c24>が趣味</color>**だ。\\
 \\ \\
 ➣「**もの**」しか使えない\\ ➣「**もの**」しか使えない\\
-・具体的な「**物**」\\ +<color #ed1c24>具体的な</color>「**<color #ed1c24></color>**」\\ 
-例)何か**おいしいもの**を食べに行きましょう。\\+例)何か**<color #ed1c24>おいしい</color>もの**を食べに行きましょう。\\
  
 +**<color #ff7f27>誤用例:</color>**[[文法書の使い方|【本ツールの使い方】]]\\
 +**1.その項目を使うべきでないところで使っている**\\ 
 + 例)なぜなれば、「WHERE THERE IS A WILL,THERE IS AWAY」というえいごのことわざのように、いしと\\
 +   けついがあればタバコをすう<color #ff7f27>**<del>こと</del>**</color>をやめやすいでしょう(誤用)。【ママ、『日本語学習者による日本語作文とその母語訳との対訳データベ\\
 +   ース』】→タバコをすう**<color #ff7f27>の</color>**をやめる。 \\
 +   ※〈解説〉(cf. ➣「「の」しか使えない」)後ろに「**やめる** など」が来る場合 \\
 +\\
 + 例)いっしょに勉強する<color #ff7f27>**<del>こと</del>**</color>はもっと楽しいですね(誤用)。【『日本語学習者による日本語作文とその母語訳との対訳データベース』】→\\
 +   いっしょに勉強する<color #ff7f27>**の**</color>はもっと楽しいですね。\\
 +   ※〈解説〉「こと」の使用は大きな間違いではないが、**うしろに形容詞(A→「楽しい」)**が来ると、**「の」の方がいい**(cf. ➣「「の」の\\
 +     ほうがいい」)\\
 +\\
 +**2.その項目を使うべきところで使っていない(違う項目/違う構文を使っている)** \\
 + 例)筑波大学の特別な<color #ff7f27>**<del>もの</del>**</color>かもしりませがあきらかにされた**<color #ff7f27><del>もの</del></color>**は日本もいま急速にすべての方面でかなり開放されていて、またはいま開放が\\
 +   進めている方面もあります(誤用)。ママ、『寺村誤用例集データベース』】→筑波大学の特別な**<color #ff7f27>こと</color>**、~明らかにされた**<color #ff7f27>こと</color>**~\\
 +   ※〈解説〉「もの」は具体的なもの(物)に使う。**抽象的な**場合は、「**こと**」を使う。 \\
 +\\
 + 例)私の場合は、一番いやなことは仕事をさがす<color #ff7f27>**<del>の</del>**</color>です(誤用)。【『日本語学習者による日本語作文とその母語訳との対訳データベース』】→\\
 +   一番いやなことは仕事をさがす<color #ff7f27>**こと**</color>です。\\
 +   ※〈解説〉(cf.➣「こと」しか使えない)**後ろに「です**・だ・である」が来る場合は、「**こと**」を使う。
 ===== コラム ===== ===== コラム =====
 ➣「こと」を使った文型\\ ➣「こと」を使った文型\\
行 88: 行 108:
 ===== 確認問題 ===== ===== 確認問題 =====
 1 私の仕事は日本語を教える{a.の  b.こと}だ。\\ 1 私の仕事は日本語を教える{a.の  b.こと}だ。\\
-2 時間がないので、パーティーに行く{a.の b.こと}をやめた。\\+2 時間がないので、きょうのパーティーに行く{a.の b.こと}をやめた。\\
 3 きのう、山田さんが田中さんの家から出てくる{a.の b.こと}を見た。\\ 3 きのう、山田さんが田中さんの家から出てくる{a.の b.こと}を見た。\\
 4 この写真は母が残した大切な{a.こと  b.もの}だ。\\ 4 この写真は母が残した大切な{a.こと  b.もの}だ。\\
行 95: 行 115:
 2 cf.機能1\\ 2 cf.機能1\\
 3 cf.機能1\\ 3 cf.機能1\\
-4 cf.コラム+4 cf.機能1
  
21こと.1708070573.txt.gz · 最終更新: 2024/02/16 17:02 by kaken

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