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14かもしれない

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14かもしれない [2024/02/29 11:42] – [機能1★:推量(「あることが起きる可能性がある」という話し手の推量)] kaken14かもしれない [2025/04/29 12:42] (現在) kaken
行 3: 行 3:
 1.旧JLPT該当級:3\\ 1.旧JLPT該当級:3\\
 2.品詞:助動詞[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 2.品詞:助動詞[[用語の説明|【用語の説明】]]\\
-3.前接:N(名詞)、V(動詞)/A(形容詞)普通形(※A<del>な</del>)[[文体|⑩[文体]]]\\+3.前接:N(名詞)、V(動詞)/A(形容詞)普通形(※A<del>、だ</del>)[[文体|⑩[文体]]]\\
 4.意味:推量(「あることが起きる可能性がある」という話し手の推量) 4.意味:推量(「あることが起きる可能性がある」という話し手の推量)
 ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== ===== 使い分けが必要な文法・文型 =====
行 11: 行 11:
 ==== 機能1★:推量(「あることが起きる可能性がある」という話し手の推量) ==== ==== 機能1★:推量(「あることが起きる可能性がある」という話し手の推量) ====
 === 機能1用例: ===  === 機能1用例: === 
-例1.あの人は田中さんかもしれない。 \\ +例1.あの人は田中さん**かもしれない**。 \\ 
-例2.あの人は日本人じゃないかもしれない。 \\ +例2.あの人は日本人じゃない**かもしれない**。 \\ 
-例3.田中さんはやさいがきらいかもしれない。 \\ +例3.田中さんはやさいがきらい**かもしれない**。 \\ 
-例4.きょう、雨がふるかもしれない。+例4.きょう、雨がふる**かもしれない**
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: ===  === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === 
 ・と思う\\ ・と思う\\
行 20: 行 20:
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
 **と思う:**話し手の意見、主観的な考えを言うときに使う。 \\ **と思う:**話し手の意見、主観的な考えを言うときに使う。 \\
-例5.田中さんは家にいると思う。【話し手の主観的な考え】\\+例5.田中さんは家にいる**と思う**。【話し手の主観的な考え】\\
 \\ \\
-**だろう:**話し手の推量(話し手があることを根拠として予想していること)を言うときに使う。**話し手の予想****が** +☞**#**:非文(正しくない文)を指す[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 
-**正しいと話し手が思ってい****る**ときに使う。「あることが起きる予想」が正しい場合と正しくない場合には使えない。→例7 \\ +**だろう:**話し手の推量(話し手があることを根拠として予想していること)を言うときに使う。**<color #00a2e8>話し手の予想****が** 
-例6. 家の前に田中さんの車がある【根拠】。田中さんは家にいるだろう【話し手の推量】。 \\ +**正しいと話し手が思ってい****る</color>**ときに使う。**<color #ed1c24>「あることが起きる予想」が正しい場合と正しくない場合には使えない。→例7</color>** \\ 
-例7.#雨が降るだろうし、降らないだろう。\\+普通体の書きことばと、主に男性がていねいではない話しことばで使う。\\ 
 +例6. 家の前に田中さんの車がある【根拠】。田中さんは家にいる**だろう**【話し手の推量】。 \\ 
 +例7.#雨が降る**だろう**し、降らない**だろう**×\\
 \\ \\
-**でしょう:**話し手の推量(話し手があることを根拠として予想していること)を言うときに使う。**話し手の予想 が正しいと話し手が思っ****ている**ときに使う。「あることが起きる予想」が正しい場合と正しくない場合には使えない。→例9\\ +**でしょう:**話し手の推量(話し手があることを根拠として予想していること)を言うときに使う。**<color #00a2e8>話し手の予想が正しいと話し手が思っ****ている</color>**ときに使う。**<color #ed1c24>「あることが起きる予想」が正しい場合と正しくない場合には使えない。→例9</color>**\\ 
-「だろう」よりていねいな。\\ +「だろう」よりていねいな話しことば。\\ 
-例8. 家の前に田中さんの車がある【根拠】。田中さんは家にいるでしょう【話し手の推量】。 \\ +例8. 家の前に田中さんの車がある【根拠】。田中さんは家にいる**でしょう**【話し手の推量】。 \\ 
-例9.#雨が降るでしょうし、降らないでしょう。\\+例9.#雨が降る**でしょう**し、降らない**でしょう**×\\
 \\ \\
-**かもしれない:**「あることが起きる可能性がある」という話し手の推量を表す。「あることが起きる可能性」は 「だろう/でしょう」より低い。また、「あることが起きる可能性」が正しい場合も、正しくない場合も使える。→例11 \\ +**かもしれない:**「あることが起きる可能性がある」という話し手の推量を表す。「あることが起きる可能性」は 「だろう/でしょう」より低い。また、**<color #ed1c24>「あることが起きる可能性」が正しい場合も、正しくない場合も使える。→例11</color>** \\ 
-例10.田中さんは家にいるかもしれない【あることの可能性についての話し手の推量】。 \\ +例10.田中さんは家にいる**かもしれない**【あることの可能性についての話し手の推量】。 \\ 
-例11.雨が降るかもしれないし、降らないかもしれない。\\+例11.雨が降る**かもしれない**し、降らない**かもしれない**。\\
 \\ \\
 ===== 確認問題 ===== ===== 確認問題 =====
14かもしれない.1709174529.txt.gz · 最終更新: 2024/02/29 11:42 by kaken

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