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行 2: 行 2:
 ===== 基本情報 ===== ===== 基本情報 =====
 1.旧JLPT該当級:4 \\ 1.旧JLPT該当級:4 \\
-2.品詞:助詞\\ +2.品詞:助詞[[用語の説明|【用語の説明】]][[①助詞|①[助詞]]]\\ 
-3.前接:N \\+3.前接:N (名詞)[[用語の説明|【用語の説明】]]\\
 4.意味:1動きの対象(目的語)      \\ 4.意味:1動きの対象(目的語)      \\
     2起点      \\     2起点      \\
行 14: 行 14:
 ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 =====
 ・**有情物/無情物**\\ ・**有情物/無情物**\\
- 有生物主語:人、動物 \\ + 有生物:人、動物 \\ 
- 無生物主語:もの+ 無生物:もの
 ===== 機能 ===== ===== 機能 =====
 ==== 機能1★:動きの対象(目的語) ==== ==== 機能1★:動きの対象(目的語) ====
 === 機能1用例: === === 機能1用例: ===
-例1.朝、よくパンを食べる。 \\ +例1.朝、よくパン****食べる。 \\ 
-例2.毎日、漢字を5つ覚える。+例2.毎日、漢字****5つ覚える。
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: ===
 ・助詞「が」\\ ・助詞「が」\\
 ・助詞「は」 ・助詞「は」
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
-例3. 田中さんは歌が上手だ。\\ +例3. 田中さんは歌****上手だ。\\ 
-例4.わたしはくだものが好きだ。 \\ +例4.わたしはくだもの****好きだ。 \\ 
-例5.わたしは水が飲みたい。 \\ +例5.わたしは水****飲みたい。 \\ 
-例6.アンさんは日本語ができる。 \\ +例6.アンさんは日本語****できる。 \\ 
-例7.ヤンさんは日本語がわかる。\\ +例7.ヤンさんは日本語****わかる。\\ 
-例8.コーヒーは好きですが、紅茶はあまり好きじゃないです。+例8.コーヒー****好きですが、紅茶****あまり好きじゃないです。
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
 ※一般的に、動きの対象に助詞「を」を使う。\\ ※一般的に、動きの対象に助詞「を」を使う。\\
行 40: 行 40:
 ④可能動詞(できる、Vれる/られる) ⇒ 例6 \\ ④可能動詞(できる、Vれる/られる) ⇒ 例6 \\
 ⑤感覚動詞(見える、聞こえる、わかる) ⇒ 例7\\ ⑤感覚動詞(見える、聞こえる、わかる) ⇒ 例7\\
-\\ 
 ※「対比」のとき、動きの対象に助詞「は」を使う。⇒例8 ※「対比」のとき、動きの対象に助詞「は」を使う。⇒例8
 ==== 機能2★:起点 ==== ==== 機能2★:起点 ====
 === 機能2用例: ===  === 機能2用例: === 
-例9.電車を降りる。 \\ +例9.電車****降りる。 \\ 
-例10.部屋を出る。\\+例10.部屋****出る。\\
 === 機能2と使い分けが必要な文法・文型: === === 機能2と使い分けが必要な文法・文型: ===
 ・助詞「から」 ・助詞「から」
 === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の用例: === === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
-例11.電車から降りる。\\ +例11.電車**から**降りる。\\ 
-例12.部屋から出る。+例12.部屋**から**出る。
 === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
  「**を**」も「**から**」も使える場合が多いが、どちらかしか使えない場合もある。\\  「**を**」も「**から**」も使える場合が多いが、どちらかしか使えない場合もある。\\
 ・「**を**」だけ:対象(N)が物理的にはなれるものではない \\ ・「**を**」だけ:対象(N)が物理的にはなれるものではない \\
-例13.大学を出る(=卒業する)。\\+例13.大学****出る(=卒業する)。\\
 ・「**から**」だけ:無情物主語\\ ・「**から**」だけ:無情物主語\\
-例14.から出ています。\\ +例14.地下**から**出ている\\
-(松岡弘、『初級を教え人のための日本語文法ハンドブック』、p.24)\\+
 ==== 機能3★:通過点 ==== ==== 機能3★:通過点 ====
 === 機能3用例: === === 機能3用例: ===
-例15.公園をさんぽする。 \\ +例15.公園****さんぽする。 \\ 
-例16.道を歩く。\\ +例16.道****歩く。\\ 
-例17.空を飛ぶ。\\+例17.空****飛ぶ。\\
 === 機能3と使い分けが必要な文法・文型:  === === 機能3と使い分けが必要な文法・文型:  ===
 ・助詞「で」 ・助詞「で」
 === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の用例: === === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
-例18. 公園でさんぽする。\\ +例18.   公園****さんぽする。\\ 
-例19.#道を歩く。\\ +
-例20.#空を飛ぶ。+
 === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
-**を:**空間全体\\ +**Nを**:N=空間全体\\ 
-**で:**空間の中の場所+**Nで**:N=空間の中の場所
 ===== 確認問題 ===== ===== 確認問題 =====
-1 新しいけいたい電話{a.が b.を}ほしい。 \\ +1 新しいけいたい電話{a.が b.を}ほしい。 \\ 
-2 本が本だな{a.から b.を}少し出ている。 \\ +2 本が本だな{a.から b.を}少し出ている。 \\ 
-3 山{a.を b.で}登る。+3 山{a.を b.で}登る。
 ===== 確認問題の説明 ===== ===== 確認問題の説明 =====
 1 cf.機能1 \\ 1 cf.機能1 \\
 2 cf.機能2 \\ 2 cf.機能2 \\
 3 cf.機能3 3 cf.機能3
120を.1706689918.txt.gz · 最終更新: 2024/01/31 17:31 by kaken

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