日本語参照文法

初級日本語文法の総まとめ

ユーザ用ツール

サイト用ツール


11が_助詞_①

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

両方とも前のリビジョン前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
11が_助詞_① [2024/02/15 13:50] – [確認問題] kaken11が_助詞_① [2025/04/28 11:02] (現在) – [コラム] kaken
行 12: 行 12:
 ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 =====
 ・**新しい情報 /古い情報**\\ ・**新しい情報 /古い情報**\\
- 主語=古い情報    [助詞]  述語=新しい情報\\ + 主語=古い情報述語=新しい情報\\ 
- 主語=新しい情報[助詞]  述語=古い情報\\+ 主語=新しい情報述語=古い情報\\
 ===== 機能 ===== ===== 機能 =====
 ==== 機能1:主語(主格) ==== ==== 機能1:主語(主格) ====
行 27: 行 27:
 例4.子どもはにわで遊んでいる。\\  例4.子どもはにわで遊んでいる。\\ 
 === 機能1用法1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能1用法1と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
-**助詞[が]:①主語=新しい情報(主語にQW)/述語=古い情報**\\ +**<color #ed1c24>助詞[が]</color>:①主語=新しい情報(主語にQW)/述語=古い情報**\\ 
-      **②文=新しい情報**\\+      **②文=新しい情報**\\
 ①__**田中さん**__が__先生__だ。 ← **だれ**が先生?\\ ①__**田中さん**__が__先生__だ。 ← **だれ**が先生?\\
- **新しい情報** 古い情報\\+  主語  述語\\   
 +**新しい情報** 古い情報\\
  
 ①__**子ども**__が__にわで遊んでいる__。 ← **だれ**がにわで遊んでいる?\\ ①__**子ども**__が__にわで遊んでいる__。 ← **だれ**がにわで遊んでいる?\\
- **新しい情報** 古い情報\\+  主語     述語\\ 
 +**新しい情報**  古い情報\\
  
 ②__**子どもがにわで遊んでいる**__。 ← 何が起きている?\\ ②__**子どもがにわで遊んでいる**__。 ← 何が起きている?\\
     **新しい情報** \\     **新しい情報** \\
  
-**助詞[は]:主語・主題=古い情報/述語=新しい情報(述語にQW)** \\+**<color #ed1c24>助詞[は]</color>:主語・主題=古い情報/述語=新しい情報(述語にQW)** \\
 __田中さん__は__**先生**__だ。 ← 田中さんは**何**?\\ __田中さん__は__**先生**__だ。 ← 田中さんは**何**?\\
 + 主語  述語\\
 古い情報 **新しい情報**\\ 古い情報 **新しい情報**\\
  
-__子ども__は__**にわで遊んでいる**__。← 子どもは**何**をしている?/子どもは**どこ**で遊んでいる?\\+__子ども__は__**にわで遊んでいる**__。← 子どもは**何****をしている**?/子どもは**どこ**で遊んでいる?\\ 
 + 主語     述語\\
 古い情報  **新しい情報** 古い情報  **新しい情報**
  
行 70: 行 74:
 ⑤感覚V (見える、聞こえる、わかる など) ⇒ 例10.\\ ⑤感覚V (見える、聞こえる、わかる など) ⇒ 例10.\\
 ===== コラム ===== ===== コラム =====
-➣「(場所)に__**(N)が**__ある/いる」と「(N)は__**(場所)に**__ある/いる」\\+➣「(場所)に__**(N)が**__ある/いる」と「(N)は__**(場所)に**__ある/いる」[[4ある|4[ある]]]、[[5いる|5[いる]]]\\
        **新しい情報**           **新しい情報**\\        **新しい情報**           **新しい情報**\\
 \\ \\
行 84: 行 88:
 例)日本語(N1)は漢字(N2)が難しいです。  ×日本語の漢字が難しいです。\\ 例)日本語(N1)は漢字(N2)が難しいです。  ×日本語の漢字が難しいです。\\
  
-➣主節と従属節の主語が異なる場合、従属節の主語に「が」を使う。[[⑬文のタイプ|[文のタイプ]]]\\ +➣「**主語(主体)に**」cf.[[80に|80[に] ]](機能7:動作の主体)\\ 
-例)__これ__**は**__母__**が**くれたプレゼントです。 \\+※主体に「**に**」を使う場合:\\ 
 +・所有の所有者=人\\ 
 + 例)わたし**に**(は)夢がある。→**わたしの**夢\\ 
 +・述語[[用語の説明|【用語の説明】]]に「可能」、「思考」(「わかる」など)、「感覚」(「感じる」など)の動詞が使われる文\\ 
 + 例)田中さん**に**(は)そんなことは**できない**。\\ 
 +・「受け身」文、「使役の受け身」文、「Vてもらう」文の主体\\ 
 + 例)弟は母**に**叱られた。⇔母**が/は**弟を叱った。\\ 
 + 例)子どもは母親**に**ピーマンを食べさせられた。⇔母**が/は**子どもにピーマンを食べさせた。\\ 
 + 例)このゆびわは去年の誕生日に主人**に**買ってもらった。⇔主人**が/は**去年の誕生日にこのゆびわを買ってくれた。\\ 
 +\\ 
 +➣主節と従属節の主語が異なる場合、従属節の主語に「が」を使う。[[⑬文のタイプ|[文のタイプ]]](Ⅳ主節と従属節)\\ 
 +例)__これ__**は**__母__**<color #ed1c24></color>**くれたプレゼントです。 \\
 これ=主節の主語 \\ これ=主節の主語 \\
 母=従属節の主語\\ 母=従属節の主語\\
11が_助詞_①.1707972630.txt.gz · 最終更新: 2024/02/15 13:50 by kaken

Donate Powered by PHP Valid HTML5 Valid CSS Driven by DokuWiki