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104まま

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104まま [2024/02/25 22:30] – [コラム] kaken104まま [2025/05/07 14:29] (現在) – [機能1★:状態の継続] kaken
行 3: 行 3:
 1.旧JLPT該当級:3\\ 1.旧JLPT該当級:3\\
 2.品詞: 形式名詞[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 2.品詞: 形式名詞[[用語の説明|【用語の説明】]]\\
-3.前接: V(動詞)**た**形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]、A(形容詞)**い****な**、N(名詞)**の**[[用語の説明|【用語の説明】]]\\+3.前接: V(動詞)**た**形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]、A(形容詞)**い****な**、N(名詞)**の**[[用語の説明|【用語の説明】]]\\
 4.意味:状態の継続 4.意味:状態の継続
 ===== 使い分けが必要な文法・文型 =====  ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== 
行 15: 行 15:
 Vの動き、またはA/Nの状態が続いていて、もと/逆の状態には戻らない/変化しない Vの動き、またはA/Nの状態が続いていて、もと/逆の状態には戻らない/変化しない
 === 機能1用例: === === 機能1用例: ===
-例1.立ったままごはんを食べている。\\+例1.**立ったまま**ごはんを食べている。\\
 →立っている結果が続く\\ →立っている結果が続く\\
- 「座る」状態に戻さない\\ + 「座る」状態に変化しない\\ 
-例2.まどを開けたまま出かけてしまった。\\+例2.**開けたまま**出かけてしまった。\\
 →開いている結果が続く\\ →開いている結果が続く\\
- 「閉める」状態に戻さない\\ + 「閉める」状態に変化しない\\ 
-例3.めがねをしたまま寝た。\\+例3.めがねを**したまま**寝た。\\
 →めがねをしている結果が続く\\ →めがねをしている結果が続く\\
- 「はずす」状態に戻さない\\ + 「はずす」状態に変化しない\\ 
-例4.くつのまま(で)部屋に入った。\\+例4.**くつのまま(で)**部屋に入った。\\
 →くつをはいている結果が続く\\ →くつをはいている結果が続く\\
- 「ぬぐ」状態に戻さない\\ + 「ぬぐ」状態に変化しない\\ 
-例5.田中さんから連絡がないまま、1年たった。\\+例5.田中さんから連絡が**ないまま**、1年たった。\\
 →連絡がない状態が続く\\ →連絡がない状態が続く\\
- 「連絡がある」状態に戻さない\\ + 「連絡がある」状態に変化しない\\ 
-例6.このコップは一度も使っていないので、新しいままだ。\\+例6.このコップは一度も使っていないので、**新しいまま**だ。\\
 →新しい状態が続く\\ →新しい状態が続く\\
  「古い」状態に変化しない\\  「古い」状態に変化しない\\
-例7.この本は先生に借りたままだ。\\+例7.この本は先生に**借りたまま**だ。\\
 →借りている結果が続く\\ →借りている結果が続く\\
- 「返す」状態に戻さない\\ + 「返す」状態に変化しない\\ 
-例8.この町は昔と変わらず静かなままだ。\\+例8.この町は昔と変わらず**静かなまま**だ。\\
 →静かな状態が続く\\ →静かな状態が続く\\
  「にぎやかな」状態に変化しない\\  「にぎやかな」状態に変化しない\\
 \\ \\
 ※不自然な文\\ ※不自然な文\\
-例)#歌ったまま、のどが痛い。\\+☞**#**:非文(正しくない文・不適切な文)を指す[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 
 +例)#歌ったまま、のどが痛い。×\\
 →「歌う」:結果が生じない動詞\\ →「歌う」:結果が生じない動詞\\
-例)#1時間歩いたまま、疲れた。\\+例)#1時間歩いたまま、疲れた。×\\
 →「歩く」:結果が生じない動詞 →「歩く」:結果が生じない動詞
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: ===
行 49: 行 50:
 ・Vて                                                    ・Vて                                                   
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
-例9.毎晩、ごはんを食べながらインターネットを見ている。\\ +例9.毎晩、ごはんを**食べながら**インターネットを見ている。\\ 
-例10.立って食べる。+例10.**立って**食べる。
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
-**Vたまま**:Vの動きが続いていて、もと/逆の状態に戻さない/変化しない\\ +**Vたまま**:Vの動きが続いていて、もと/逆の状態に戻さない/変化しない\\ 
-     動きがしばらく続く動詞とも 動きが短い動詞(瞬間)動詞とも使える[[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]]\\ +     動きがしばらく続く動詞とも動きが短い動詞(瞬間)動詞とも使える[[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]]\\ 
-**Vながら**:前件と後件の動きが同時に起きる\\ +**Vながら**:前件と後件の動きが同時に起きる\\ 
-     動きが短い動詞と動きがない動詞(状態動詞)と一緒には使えない[[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]]\\+     動きが短い動詞と動きがない動詞(状態動詞)と一緒には使えない[[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]]\\
 **Vて**:方法・その状態で(どうやってそうするかを説明する)\\ **Vて**:方法・その状態で(どうやってそうするかを説明する)\\
-\\ +例)  立ったままたべる。立ってから「立っている」結果が生じる。その結果はしばらく続く。「座る」状態に変化しない\\ 
-例) 立ったままたべる。立ってから「立っている」結果が生じる。その結果はしばらく続く。「座る」状態に戻さない\\ +例)  立って食べる。どのような方法で食べるかを説明する。\\ 
-例) 立って食べる。どのような方法で食べるかを説明する。\\ +例)#立ちながら食べる。「立つ」:動きが短い動詞(瞬間)動詞なので×
-例)#立ちながら食べる。「立つ」:動きが短い動詞(瞬間)動詞なので×+
 ===== コラム ===== ===== コラム =====
 ➣「ままで」の形もある。「まま」と同じ意味。 ➣「ままで」の形もある。「まま」と同じ意味。
  
  
104まま.1708867839.txt.gz · 最終更新: 2024/02/25 22:30 by kaken

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